料理人としての業務は、主に調理場で煮方を担当しております。しかし調理のみならず、物販商品の制作やスタッフのシフト作成、勤怠チェックなども行っています。
また、特にプロジェクトリーダーとして関わっている「東京ブッフェ(朝食)プロジェクト」では、毎月のメニュー作成、新メニューの開発、新企画の立案などを担当しております。
基本的なことですが、お客様の口に入る物を作るわけですから人の命を預かっているという意識を常にもちながら業務にあたっています。
また、協調性や信頼関係も重視しています。お店の運営ではチームワークがないと成り立ちませんので、上下関係に関わらずスタッフ間でよくコミュニケーションを取り、部署の目標に向け全員が同じ目線に立つことを意識しています。
伝統を守りながら新しい商品を開発すること、後進を育成することです。
龍名館は創業120年を超える歴史ある会社です。これまでの伝統を後世に伝えつつ、自分が培ってきたものはアウトプットし新しい名物の制作に取り組みたいと思います。
また、新商品やサービスの開発案は尽きませんが、安定した運営も続けていかなければなりません。特に花ごよみの朝食では若いスタッフが活躍する場でもあり、そんな場所を維持、構築していくのは中堅社員の責務だと考えています。
安定した運営に向けて、具体的にはマニュアルの作成や、オペレーションの編成などを行います。それぞれ進める上で困難なことがいくつもありますが、非常にやりがいがあります。
入社前、花ごよみで食事したことがきっかけで入社を決めました。
当初、右も左も分からない私でしたが、目の前で活躍する同世代の料理人の姿を見て基本に忠実でしっかりと学び成長できる会社であると確信したからです。実際に龍名館では料理人の育成プログラムや多くの研修を受講することができ、料理人としてだけでなく一人のビジネスパーソンとしても成長できる会社です。
以前、猛烈な台風が接近した際に新幹線や飛行機も止まった為、ホテルのお客様に炊き出しをしたことがあります。
後日お客様から御礼のお言葉を頂き、従業員とお客様という関係性にとどまらないこの関係性が人の和であると感じました。
人と人とのつながりは昨今の情報化社会の中でも残っていきますし、接客業においては如何にそこで価値を見出せるかが重要になってきます。
人というスタッフがおもてなしをする意味、その価値を体現していきたいと思います。
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