服部 チョコ

渋谷、銀座、代官山、表参道、東京は私にとってShopaholicの街です。 限定商品、先行発売、ノベルティ、バーゲン！ ちゃんと食べてるのか心配になるぐらい細い女の子たち。どれだけ寒くても生足にミニスカートできめて、高いピンヒールで足元をふらつかせながら、最新の流行を求めてお洒落な店をめぐっています。 そんな東京に生息するMiss Shopaholicたちをイメージして描きました。

<審査員長 芹沢高志氏の講評>
全体の中で目に飛び込んでくる力は非常にあると思います。 他の作品と並べると、一見明るい色遣いの作品と感じるが、この赤は明るい、かわいらしさ、ウキウキという色とも違うなと感じ、女の子の足しか描いていなく、ショッピングバッグをいっぱい抱え、確かに今の東京の華やかな場所でよく見かける風景であり、今の東京を切り取っているが、別の目線で見ると、同姓から見る今の東京の女の子への危うげなものを見る目付きも感じるとることができ、おもしろく思えた。 また、楽しいイメージだが、ひとつの作品で「陽と陰」を切り取りたいと考えたのかと思いました。 今回は、テーマである「わたしの」という姿勢が明確に出ている作品を選びたかったこともあり、普通とは違う東京を見せてくれたこの作品を選定させていただきました。